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従業員インタビュー【分析職/製品領域】

Eurofins. World Leader in Testing for Life.

『日々の仕事と変化を楽しんだ10年、これからも行動し続けます』

ユーロフィン・フードアンドプロダクト・テスティング株式会社
分析職 マネージャー 新卒11年目 Sさん

※所属会社、職種、在籍期間はインタビュー当時のものです。

製品領域 分析職の仕事

2009年に新卒入社して、ちょうど10年経ちました。先日マネージャーに昇格して製品部門のラボ及び分析関連全般の管理をしています。
製品分析の分野は一般的な工業製品全般が対象です。化粧品やおもちゃなども入ります。例えば、ドアノブやハンドルといった単純な形状の製品から、携帯電話に入っている電子基板や部品の接合に使われるハンダ。また、金属材料自体の分析依頼もあります。

 

入社のきっかけ

入社以来、有機分析を担当してきました。現在は無機分析を経て、管理の仕事が多くなっています。
無機分析は対象元素数に限りがあるので、ある程度覚える範囲も決まってきます。一方で、有機分析は化合物が対象なので、日々対象物が生み出されているんですよ。

物質への理解だけでなく、分析手法も確立していかなければならないため、覚えることが多く対象物に合わせて手法を作り上げていくということが、面白くもあり難しいところでもあります。

そういう点で、私が好きなのは有機分析なんですよね。実をいうと、大学時代は理系の分野を専攻していたのですが、高校は情報科学科で商業とITを専門に学んでいたんです。

高校時代は、簿記の資格取得のために、検定試験前になると一日中簿記の授業やテスト勉強に組み替えられます。その代わり、検定試験が終わると、国語や数学、理科など、普通科の科目三昧になってしまうんです。

そういう事情もあり、化学分野に関してはほぼ触れずに卒業してしまいました。進路を考えたとき、環境分野に携わりたいという気持ちが強かったので、就職ではなく大学への進学を決め、理系の分野を専攻しました。
受験勉強はほぼ独学でしたので、化学分野の理解が追い付かないこともあり大学に入ってからも苦労しました。(今でも苦労してます笑)

就職は、専攻していた化学工業系の企業他、環境系の企業を受けましたが、家が近いこと、何よりその時の人事の方が親身になって連絡をくれたことが決め手となり、日本環境株式会社(現在のユーロフィン日本環境株式会社)に入社しました。

結局、学生時代は化学工業分野を専攻しており、分析は一切経験せずに就職しました。入社当時、分析未経験だった私に丁寧に教えてくれた当時の先輩方に感謝ですね。人間関係には恵まれていると思います。入社以来、一貫して製品分析に携わっています。

製品分析仕事風景

10年のキャリアとモチベーション

製品分析スタッフ_インタビュー風景

10年同じ職場にいると、モチベーションに波も出てきます。自分は3年目で少しモチベーションが下がったんです。ただ、この年は自分にとって大きな転機の年になりました。

私の所属していた日本環境株式会社がユーロフィングループ入りをしたんです。ちょうど慣れも出てきて、刺激が足りないと感じていた時期でした。グループラボは世界中にあるため、グループ入り前と比較してお客様の依頼に対応できる範囲が拡がったのは大きな変化の1つです。

私事ですが、同時期に結婚したこともあり、気持ちも新たに仕事へのモチベーションが上がりました。

ただ、ユーロフィングループに入ったとはいえ、1年目はそれほど大きな変化もなく、自分の環境が変わったようには感じなかったですね。

2年目以降になると、ラボの見直し(改善活動)を行うことで、作業効率化、利益率向上などに取り組みました。また、ラボの専門性を重視するユーロフィンの方針に合わせて、投資も行われて、グループ入り前と後でだんだん環境が良くなってきましたね。

仕事に関していえば、新しい分析手法の確立です。事前の仮説立てに始まり、実証できた時が楽しいですね。特に困難な試料であればあるほど、うまくいったときの達成感は大きいです。そもそも手法の確立には相応の時間がかかるため、タイムマネジメントも重要になります。キャリアと共に仕事範囲が拡がっていったことで、また更にモチベーションが上がりました。

私たちのビジネスは法律や規制強化のタイミングで大きく変わります。工業製品の業界ではRoHS(Restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment)と呼ばれる、EUの特定有害物質に対する規制があり、年を追う毎に改正(対象物質や範囲が追加)されています。

その中で、『フタル酸エステル類』と呼ばれる電線の被覆材等に使われる化学物質の追加があり、日本市場でも対象製品全般への対応が求められる状況が見えてきました。ユーロフィングループの製品分析部門として、規制改正による需要増に備え、分析手法の検討、確立を主導しました。現在では、製品ラボの主力サービスになっています。

他に、分析業務以外で少し変わった仕事だと、事業部予算の素案作り等も経験させていただいたことはいい経験でした。

製品分析_仕事風景

自分のキャリアについて

入社して7~8年目でテクニカルマネージャーになり、11年目にしてマネージャーに昇格しました。現在は、部下が5名おり、技術管理者代理という役割も果たしています。
今まで以上に、ラボ内での事故やトラブルがないように気をつけていくとともに、作業効率も重視し「利益を上げる/コストを下げる」ということを考えていかなければならないと気持ちを新たにしています。
私自身、仕事が増えていく中で、残業時間を抑える必要が出てきます。効率を考えて仕事の配分や時間管理を行いつつ、時差出勤等を組み合わせています。そうすることで、家族との時間も確保でき、平日でも自分の時間を持つことができています。
有給休暇は取りやすいので、率先して取得しています。むしろ足りないくらいです(笑)
また、週末は家族と過ごす時間を大切にしています。家族で一緒に出掛けたり、子どもたちと過ごすことでリフレッシュしています。

10年の中で会社にも自分にもいろいろと変化がありました。将来はわかりませんが、これからも変化していく会社の中で柔軟に対応しつつ、スキルアップしていきたいです。

 

メッセージ

変化の多い時代なので、人と同じことをしていては時流に置いていかれます。強みがなかったら作ればいいだけのこと。是非皆さんには、自分の強みを生かして活躍してほしいです。

ちなみに、私の強みは行動力です。思い立ったら吉日と思い、すぐに行動していますよ。

製品分析スタッフ_インタビュー風景

 

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