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従業員インタビュー【分析課スタッフ-Environment Testing領域】

Eurofins. World Leader in Testing for Life.

『水質分析から地域社会に貢献する楽しさ』

株式会社太平環境科学センター
分析課スタッフ2年目 Kさん

※所属会社、職種、在籍期間はインタビュー当時のものです。

現在のお仕事について教えてください

分析課の仕事は、水質と土壌、大気の分析があります。その中で、私は一般的な水質分析を担当しています。

具体的には、河川水、農業用水、工業用水、プール水、浴槽水のpH、EC(電気伝導率)、色度、濁度などを調査し、また、BOD(生化学的酸素要求量)やDO(溶存酸素)などを測定して、水の汚染度を評価します。
また、これらのデータを基準値や過去データと比較し、異常がないかどうかを確認します。他にも水の特性や採取場所の関連など、さまざまな要素を考慮して数値の妥当性を評価しています。

 

入社のきっかけを教えてください

資料請求時にいただいた50周年記念誌の中で、海洋プラスチックごみの問題に関する長崎大学との共同研究が紹介されていました。

実は中学を卒業した時にカンボジアに行く機会があり、現地でごみ山の問題に触れて以来、環境問題に関心を持っていました。ここなら自分のやりたいことを仕事にできると思ったことが入社のきっかけです。

高専に進学して無機・工学系を学んでいましたが、将来の働き方やキャリア形成を考えると、違うジャンルに挑戦したいと考えるようになりました。

自分にとって未知の業界へ進むことに初めは不安がありましたが、もともと興味があった環境問題に関連する業務に携わるチャンスだと思い入社を決めました。

仕事の魅力などを教えてください

プールや浴場などといった身近な施設からの検体を分析する際、地域社会に深く関わっていることを実感し、やりがいを感じます。

ただ単なる結果を出すだけでなく、その結果から何が考えられるか、様々な関連要因を考慮して分析することが楽しいです。
自分が分析した結果が本当に正しいのかを検証し、深く考えることが楽しみの一つです。

実際に働く中で新たな分野を学んで行く必要がある事を感じつつ、学生時代に培った「予想する・考察する」感覚も活きていると実感しているので今後も大切にしていきたいです。

 

 

 

 

仕事で大変だったことなどを教えてください

太平環境科学センターでは、ロボットを活用した自動分析装置の導入を積極的に進めています。
単純作業を自動化することで、分析課のスタッフは “人でなければできない作業” に注力することができています。実際に残業時間は大幅に減りましたね。

 

日常業務の多くは自動分析装置を使った分析となっているので、まずは分析手法の理解よりも装置の取扱いを覚える方を優先しています。

ただ、当然ながら機械は壊れるものですので仕方ないのですが、不具合や故障の際に人手で行う分析にはとても苦労します。

いつも通りのスピードで業務をこなせないことに苛立ちを感じますが、分析項目の理解と共に、機器の仕組みやトラブルへの対処法を同時に身に付けることが出来るので、社会人としても技術者としても僅かですが成長を実感しています。

 

 

 

 

職場の雰囲気を教えてください

職場には正社員だけでなくパートタイムのスタッフも多く在籍しており、コミュニケーションを重視した協力的な雰囲気です。みんなが協力し合い、業務を円滑に進めるための環境が整っています。

 

今後のキャリアについて教えてください

今は環境計量士の資格取得に向けて勉強中です。
ただ、学生時代に勉強してきたこととは全く違う領域のため、学ぶべきところがたくさんあります。まずは今の業務を学び、習得するところからですね。

将来的には、業務プロセスの見直し・改善など、日常業務の更なる自動化と効率化に取り組みたいです。
また、環境問題や地球規模の課題解決に向けた、新しい技術や事業の創出にも関心があり、それに向けてもチャレンジしたいと考えています。

 

 

 

メッセージ

この仕事の良いところは、8時間ずっとデスクワークではないところです。
実際に分析業務で手を動かしたり、現場に行ったり、データ整理や分析結果の考察等、多岐に渡る業務をやることが面白いと思える人が向いていると思います!

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