コーティング粒子内の成分分布分析、TOF-SIMSを用いた比較分析の事例を追加
ユーロフィン分析科学研究所では、医薬品の製剤開発支援サービスとして、非破壊分析、イメージング解析、デフォーミュレーションの受託が可能です。
今回、製剤開発でよく使用される分析機器を活用したイメージング解析や、幅広い業界で活用されるTOF-SIMS(Time-of-Flight Secondary Ion Mass Spectrometry)の分析事例を3点追加しました。
事例1:コーティング粒子内の成分分布分析
当社では、製剤開発を行う上で必要な分析機器を多数保有しています。
本事例では、以下の6つの分析機器を用いて、コーティング粒子内の主薬・添加物の分布のイメージング解析を紹介しています。
- マイクロスコープ
- コンフォーカル顕微鏡
- CT-X線
- SEM-EDX
- ラマン顕微鏡
- TOF-SIMS
TOF-SIMSでは、有機物、無機物、金属の質量分析が可能です。高感度で最表面分析(数nm)や質量ごとのマッピングも可能です。
各成分に特有のm/zをターゲットとしたマッピングにより、製剤中の成分分散状態の確認が可能です。
TOF-SIMSは、医薬品業界だけでなく、文房具、香粧品等、多くの業界で利用されています。
本事例では、様々な成分で構成される市販のボールペンのインク成分について、TOF-SIMSによる比較分析を紹介しています。
TOF-SIMSは、香粧品の一つであるヘアケア製品の設計や改質評価に有効な手法です。
本事例では、キューティクルの主成分である18-MEA(18-メチルエイコサン酸)をターゲットした、ダメージヘアと健康毛のTOF-SIMSによる毛髪最表面観察を紹介しています。
ぜひ、3事例をご参考になさってください。
医薬品の製剤開発支援サービスの詳細情報は、下記のページをご覧ください。
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