Eurofins BPT Italy(イタリア)はウイルスに対する有効性試験のための設備とケイパビリティを拡充
ユーロフィンバイオファーマサービスの「ニュースレター(2022年10月号)」が発行されました。
ユーロフィングループは、食品・製品・環境・アグロ・ジェノミクス・クリニカルダイアグノスティック・医薬品・材料等、幅広い分野に関わる分析及び検査サービスをグローバルに展開しています。
世界54カ国に900以上のグループラボがあり、グループ法人数は1,000社を超え、200,000通りに及ぶ分析項目・手法を採用、年間4億5,000万件を超える試験を実施しています(2022年3月現在)。
医薬品分析は、ユーロフィンバイオファーマサービスが担当しています。日本国内においては、当社「ユーロフィン分析科学研究所(E-ASL)」が受託を行っています。
バイオファーマサービスでは、お客様に最新情報をお届けするため、年3回ニュースレターを発行しています。
2022年10月号では、以下6つの技術情報を紹介しています。
一部のサービスは、当社ラボが海外ラボとの仲介となり受託しています。
- 細胞・遺伝子治療用製品等の製造をサポートするセルバンク試験のqPCRにおけるマイコバクテリウム属の検出
- Eurofinsはワクチン開発の分析サービスを強化
- 医薬品メーカーの監査プロセスを簡素化
- Eurofins BPT Italy(イタリア)はウイルスに対する有効性試験のための設備とケイパビリティを拡充
- 患者にとってより安全な製薬用水や最終製剤の提供に寄与するルージュに含まれる金属の試験
- 欧州医療機器規則 (MDR)の適応性評価はできましたか?技術文書のギャップを特定し、解消する最後のチャンス
本技術コラムでは、「4.Eurofins BPT Italy(イタリア)はウイルスに対する有効性試験のための設備とケイパビリティを拡充」を紹介します。
SARS-CoV-2パンデミック時には、手指衛生製品、表面消毒剤、殺菌剤及びコロナウイルスに対して、永久的な抗ウイルスコーティングで処理された製品の殺ウイルス効果試験に対する市場の需要が、過去にない歴史的なピークに達しました。
SARS-CoV-2パンデミックの影響は、現在もまだ感じられ、多くの医療機関が今後の公衆衛生上の課題を見据えて、それらに備えるために、新興及び再興ウイルス病原体に注目し、関心を抱いています。
この市場のニーズに応えるために、Eurofins BioPharma Product Testing Italy(イタリア)は、新しい専用ラボラトリーエリアを設けて、試験のキャパシティを増強しました。
そして、バリデーションされ国際的に認められた試験法で、季節的流行により発生する事象や新興ウイルスを検査するクライアントをサポートするために、新しいウイルスモデル(インフルエンザウイルスH1N1及びH3N2やRSVなどの呼吸器系ウイルス)を用いて、ウイルスライブラリの開発を続けています。
試験のケイパビリティは、大規模なウイルスライブラリだけに限定したものではなく、以下のようなさまざまな製品も対象としています。
- 手、表面、及び手術器具の消毒用液体製品
- 病室、食堂、公共スペースの消毒用の噴霧製品
- 表面のウイルスを減じるために使用するUVデバイス(例:再利用可能なPPE、公共トイレ)
- 抗ウイルス性を有する加工品(多孔質及び無孔質)
Eurofins BioPharma Product Testing Italy(イタリア)は、広範な抗ウイルス試験およびワクチン試験を提供し、世界中の製品と人々の安全をサポートする新しい効果的な方法の開発に貢献しています。
さらに詳しい情報は、こちらをご覧ください。
原文は、Eurofins BPT Italy expands efficacy testing capacity and capabilities against virusesをご覧ください。
関連サービス
ニュースレター(2022年10月号)のその他の記事は、下記よりご覧ください。
- 細胞・遺伝子治療用製品等の製造をサポートするセルバンク試験のqPCRにおけるマイコバクテリウム属の検出
- Eurofinsはワクチン開発の分析サービスを強化
- 医薬品メーカーの監査プロセスを簡素化
- 患者にとってより安全な製薬用水や最終製剤の提供に寄与するルージュに含まれる金属の試験
- 欧州医療機器規則 (MDR)の適応性評価はできましたか?技術文書のギャップを特定し、解消する最後のチャンス