製品含有規制化学物質分析
製品含有規制化学物質の分析を受託致します。 製品、モジュールの丸ごと分析から、蛍光X線スクリーニング、化学分析による精密分析まで、お客様のご希望を伺いながら適切な方法をご提案致します。
製品・モジュール『丸ごと』規制化学物質分析
複雑な電子機器の分析もお任せ。
製品やモジュール部品を分解、専門家が含有可能性を適切に判断し分析致します。
複雑な電子機器の分析もお任せください!
IEC 62321 Part 2 (サンプリングガイドライン)に従って、製品やモジュール部品を分解、専門家が含有可能性を適切に判断し分析。
リーズナブルな価格で安心をお届けします。
- 当社のノウハウは IEC 62321 に盛り込まれています。
- 分析結果については、その限界と目的を踏まえてアドバイスいたします。
- 必要に応じてお客様に代わり、販売先・納入先へ分析結果をご説明いたします。
IEC規格に準拠した製品含有規制化学物質分析・検証手順
- 複雑なユニット品をIEC規格に従って分解いたします。
- 各部品や部位の素材を推定し、含有可能性の高い部位をリストアップ。
- 蛍光X線によるスクリーニング分析を実施。
- 化学分析による定量分析を実施。
ユニット部品の分解事例
各構成部品ごとに分解
内蔵型光学ドライブを各部品ごとに分解します。
分解した部品をさらに分解
ここではスピンドルモーターを分解しています
プリント基板ユニット(フロー半田面)分析、検証手順
- スキャン蛍光X線分析により、対象元素のマッピングを作成。
- 錫と鉛の共存判定によって、端子めっき中の鉛を推定。
- はんだ以外のリスク部を確認。
- 化学分析等の追加分析や、製造元への確認の要否を検討
プリント基板 光学像
元素マッピング結果例
錫(赤)と鉛(緑)を表示
錫と鉛の共存部(黄)を表示。鉛を含むNGはんだを特定
規制化学物質分析対処部位の蛍光X線スクリーニング
材料や分析に対する高度な知識と技術で分析すべき部位や分析方法、データの解釈などについてアドバイスします
原材料や部品に規制有害物質が添加されているか否かの判別を、蛍光X線分析により行います
当社では、富士通グループで培った評価解析技術を基に、材料に関する幅広い知識と得意とする化学分析技術を活かし、欧州規制 RoHSを中心とした環境規制物質の分析を、高精度・短納期で行っています。
蛍光X線分析は簡便で効率的な分析法ですが、一方、データの解釈には材料や分析に対する高度な知識、技術が要求されます。当社では、ベテランスタッフが分析すべき部位や分析方法、データの解釈などについてアドバイスします。
報告書例
※報告書の一部になります。
IEC 62321適合 化学分析による精密分析
IEC 62321に適合した分析が実施可能です。めっき膜中のPb、Cdの分析もお任せください。
ICP-MSによる精密分析
ICP-AES、ICP-MSは、液体試料の成分元素を高感度・高精度で分析できる装置です。金属・ガラス・セラミック・紙・繊維・洗浄加工水・工業排水などの主成分元素・副成分元素・微量成分元素を、高感度・高精度で定性・定量することができます。特に、微量元素の分析に有効です。
原材料や部品を湿式分解によって全溶解して、ICP分析により、カドミウム、鉛、水銀、全クロムの含有量を微量でも精密に定量分析します。
※当分析はEurofinsグループ内関係会社にて実施をいたします。
ニッケル、すずめっき膜中の有害物質の精密分析
めっき膜中に規制有害物質が添加されているかを、めっき膜を分離することで母材の影響を最小限にして測定します。
測定の例
EUのRoHS指令等による環境負荷物質の含有分析においては「均質物質」の原則に基づき,部位ごとの含有量データが求められています。すなわち『めっき膜のみを測定』しなければなりません。
ニッケルめっき
ニッケルめっきは、鉛,カドミウムの含有可能性が高いにもかかわらず母材との分離が難しく、めっき膜のみの濃度測定が困難でした。特に母材が快削鋼(3500ppmまで添加OK)、黄銅(40000ppmまで添加OK)の場合には、母材の混入を避けめっきのみを測定しないと、誤差が大きくなります。
はんだめっき
はんだめっきは、鉛フリーと称していても、すずの不純物として鉛をある程度含有しており、濃度確認,管理が必要です。 さらに、従来の鉛含有はんだめっき品が誤って納入される危険もあります。
吸光光度計によるによる精密分析
抽出した測定溶液に試薬(ジフェニルカルバジド発色液)を添加して発色させ、吸光度を測定して、六価クロムを定量分析します。
GC-MSによる精密分析
原材料や部品を溶媒抽出処理し、GC-MS分析により、臭素系難燃剤(PBB および PBDE)を定性・定量分析します。
報告書例
報告書の一部になります。詳細につきましてはお問い合わせください。
ICP-MS分析
UV-VIS吸光光度分析
GC-MS分析結果