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目視によるガスの種類と腐食の度合いの診断方法

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 目視によるガスの種類と腐食の度合いの診断方法

30日間の曝露期間が終了した後、金属試験片の色を添付の色見本と比較することによって、測定場所に存在する腐食性ガスの種類とその腐食の度合いを診断することができます。

目視によるガスの種類と腐食の度合いの診断方法

 

 

  • 対応した 取扱説明書(「取扱説明書」「標準色見本」「変色対比表/色見本選定表」)をダウンロードしてください
  • 以下の手順に従って環境を診断してください。

 

手順

  • STEP1 「色見本選定表」への記入
    1. エコチェッカを、金属試験片が見えるように置いてください。
    2. 一番上の金属試験片を「変色対比表」と比較して、変色無し, I, II, III,の4つのグループから似た色を選び、「色見本選定表」の該当するグループに○印を記入してください。
      (「変色対比表」に似た色がない場合は、その他の色に○印を記入してください)
      なお、「色見本選定表」で斜線が引かれた箇所に該当した場合は、○印は付けないでください。
    3. 残りの4つの金属試験片についても同様に色の比較を行い、○印を記入してください。
  • STEP2 「標準色見本」との比較
    1. 製品添付の「標準色見本」を準備してください。(下図は色見本A: 亜硫酸ガスの例です)
    2. 「色見本選定表」で、色見本A,B,Cのグループに一つでも○印のあるグループを選定してください。色見本A,B,Cはそれぞれ以下のガス種に対応します。
      • 色見本A: 亜硫酸ガス
      • 色見本B: 硫化水素ガス
      • 色見本C: 塩素ガス
    3. 「標準色見本」に示す図のようにエコチェッカを置き、指定された金属試験片の変色度合いを色見本と比較してください。
       (例えば、色見本A: 亜硫酸ガスの場合は真ん中の試験片のFe-Ni合金の変色を色見本と比較してください)
    4. 色見本の下に表示してある数値が、その色見本が指定する腐食性ガスによる腐食の度合いを示す目安濃度*(ppb)を示します。
    5. 〇印のある色見本のグループ全てで、それぞれ指定された金属試験片の変色を色見本と比較し、腐食性ガスの目安濃度*(ppb)を確認してください。
    6. 「その他の色」のグループに○印がついた場合は、エコチェッカでは推定できないガスが含まれている環境です
    7. 「色見本選定表」で、色見本A,B,Cのグループに一つでも○印のあるグループを選定してください。色見本A,B,Cはそれぞれ以下のガス種に対応します。
    8. 色見本で指定した金属試験片で変色が確認できなかった場合は、エコチェッカで診断できるガス(亜硫酸ガス、硫化水素ガス、塩素ガス)が無い環境です。

色見本


※ 目安濃度
腐食性ガスによる金属の腐食の度合いを定量化し、便宜的に大気中の腐食性ガス濃度に換算した値です。測定環境中の腐食性ガス濃度の絶対値ではありません。なお、腐食の度合いはガスの種類や濃度の他、湿度、温度、風などの影響を受けます。

取扱い上のお願い

金属の色は、金属試験片が保管されている環境の影響を受けて変化します。判定は直ちに行ってください。

 

 

取扱説明書

「取扱説明書」「標準色見本」「変色対比表/色見本選定表」をダウンロードできます。
製品の詳細については、製品に同梱した取扱説明書をご覧ください。

 

取扱説明書

エコチェッカ II 取扱説明書

標準色見本

エコチェッカ II 標準色見本 

変色対比表/色見本選定表

エコチェッカ II 変色対比表, エコチェッカ II 色見本選定表