ダイオキシン類測定
・ユーロフィンのダイオキシン類測定の特徴
- 高い信頼性とスピードそれがユーロフィンの品質です -
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短納期、低コスト
ダイオキシン類測定の価格は試料の種類、サンプリングの内容、検体数、納期により異なります。
ぜひ一度お見積りさせてください。特急コースも準備しております。
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徹底した精度管理
ダイオキシン類の測定に関して法的要求がある特定計量証明事業(MLAP)登録のみならず、国際的な試験所の精度管理規格であるISO/IEC 17025試験所認定制度の認定を受けており、確かな品質管理システムのもとで測定を行っています。
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あらゆる媒体に対応
排ガス、環境大気、環境水、排水、産業廃棄物、灰、土壌、底質、汚泥、水道原水、上水、作業環境、水生生物、食品など、あらゆる媒体に対応したダイオキシン類分析サービスを提供しています。
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高品質の維持と効率化を両立するための取り組み
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媒体別、目的別の試料調整室
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濃度レベルで分けた前処理室
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室間の汚染を防ぐ差圧コントロール
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ワークフローを配慮したフロアーデザイン
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測定条件別に設定された複数のGC/MS
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サンプル管理のためのデータベースシステム(LIMS)
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ダイオキシン類測定はMLAP(特定計量証明事業制度)のもと、その精度管理基準に沿った測定を行うとが必要条件となっています。その上で多くの検体を安定して測定することが出来るハードウェアと精度管理システムがラボの能力を左右する重要なファクターです。
東京ドームに角砂糖が一つ溶けている濃度と比喩されるpg(10-12g)レベルの分析を行うためには特別な配慮が必要となります。 高濃度に汚染されたごみ焼却場の灰と環境試料を同じスペースで同時に処理をして問題は起らないでしょうか?さまざまな媒体を隔離して並行処理できる環境、それが短納期を実現する条件です。
精度管理と業務の効率化を両立させるために、効率的な測定ができるよう設計段階から作り込まれたラボとサンプルを効率的かつ正確に管理するために導入したデータベースシステム(LIMS)によって、人為的なミスが起こる要因をできる限り減らし、高精度、短納期、低コストを実現しています。
・ダイオキシン類の毒性
上記の構造の中で、数字の2,3,7,8の箇所に塩素原子が付いたPCDDである、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ダイオキシン(2,3,7,8-TeCDD)はその毒性が最も強く人間が合成した化学物質の中で最強の毒性といわれ、急性毒性でも青酸カリの数倍から数百倍の毒性を持ちます。さらに発ガン性物質でもあり、生殖毒性がある事でも知られています。ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤に不純物としてダイオキシン類が含まれていた事は有名です。
ただし、環境中には極微量しか存在しないため、急性毒性が問題視されることはほとんど無く、通常は発がん性物質として扱われ、基準等が設定されています。
平成12年1月15日から施行されたダイオキシン類対策特別措置法によれば、ダイオキシン類の耐容1日摂取量 (TDI)は4ピコグラム-TEQ/体重キログラム/日であり、今後さらに低減される方向にあります。
耐容一日 |
人が生涯にわたって継続的に摂取したとしても、健康に影響を及ぼすおそれがない1日当たりの摂取量 |
ピコグラム |
一兆分の一グラム |
TEQ |
毒性等量の略。2,3,7,8-TeCDDの毒性を1とした場合の相対的な毒性に換算した値 |
・ダイオキシン類の発生源
ダイオキシン類は塩素を含む有機化合物を低温(250℃~500℃)で燃焼させると発生すると考えられており、 日本の場合その発生源の多くは廃棄物や都市ゴミの焼却炉でした。ダイオキシン特別措置法施行後は、定期的な測定が行われるとともに、焼却炉の改善や廃止が進み、現在では当時と比べかなり改善されました。
他の発生源としては、溶鉱炉、化学合成、漂白や農薬中の不純物などがありますが、こちらも対策が進み低減してきています。ただし、ダイオキシン類は難分解性であるため、過去に排出されたものが分解せずに海底や土壌に残留しており、拡散や生態濃縮などによる人体への影響が懸念されています。
今後も、我々を取り巻く環境中のダイオキシン類を調査・測定し、状況を正しく把握していくことが重要です。
・ダイオキシン類の法的規制及び測定法
1.環境基準
- 大気
環境基準 |
測定方法 |
備考 |
0.6pg-TEQ/m3 |
ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル 大気環境課 |
年平均値とする |
- 環境水
環境基準 |
測定方法 |
備考 |
1pg-TEQ/L |
工業用水・工場排水中のダイオキシン類及びコプラナーPCBの測定方法 |
年平均値とする |
- 底質
環境基準 |
測定方法 |
備考 |
150pg-TEQ/g |
ダイオキシン類に係る底質調査測定マニュアル |
- 土壌
環境基準 |
測定方法 |
備考 |
1,000pg-TEQ/g |
ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル |
環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の250pg-TEQ/g以上の場合には、必要な調査を実施する。 |
2.排出基準
- 排出ガス
測定方法 |
備考 |
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排ガス中のダイオキシン類およびコプナラーPCBの測定方法 |
特定施設の種類には、廃棄物焼却炉、銑鉄製造用電気炉、製鋼用電気炉、亜鉛回収施設、 アルミニウム合金製造施設がある。 |
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基準例*2 (単位:ng-TEQ/m3N) |
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特定施設種類 |
施設規模 (焼却能力) |
新設施設基準 |
既設施設基準 |
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廃棄物焼却炉*1 |
4t/h以上 |
0.1 |
1 |
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2t/h-4t/h |
1 |
5 |
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2t/h未満 |
5 |
10 |
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*1火床面積0.5m2以上または、焼却能力50kg/時以上(廃棄物の焼却施設に2以上の廃棄物焼却炉 が設置されている場合、それらの能力の合計)の廃棄物焼却炉は、特定施設となり使用届の提出及びダイオキシン 類の測定とその結果の報告が義務付けられている。
*2排ガスは特定施設の種類によって排出基準が異なりますので詳しくは以下サイトをご確認ください。
- 排水
基準 |
測定方法 |
備考 |
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工業用水・工場排水中のダイオキシン類及びコプラナーPCBの測定方法 |
ダイオキシン類対策法特定施設を設置する特定事業場の排水。 |
3. その他の基準等
- 燃えがら・ばいじん等
基準 |
測定方法 |
備考 |
3ng-TEQ/g |
・環境省告示第80号 ・厚生省告示第192号 「特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物に係る基準の検定方法」(平成4年7月) |
- 作業環境
基準 |
測定方法 |
備考 |
|
廃棄物焼却炉施設内作業におけるダイオキシン類ばくろ防止対策要綱 別紙1 |
6ヶ月以内に1回測定 |
- 水底土砂(溶出試験)
基準 |
測定方法 |
備考 |
10pg-TEQ/L |
・環境庁告示第14号 工業用水・工場排水中のダイオキシン類及びコプラナーPCBの測定方法 |
・ダイオキシン類測定 営業種目
焼 却 炉: |
排ガス、燃えがら、ばいじん中の濃度測定 |
大 気: |
環境大気中の濃度測定 |
水 質: |
河川水、海水、湖沼、地下水、飲料水、工業用水、排水中の濃度測定 |
土 壌: |
土壌、底質中の含有量試験 |
作業環境: |
廃棄物焼却炉施設内作業及び焼却炉の解体に伴う作業環境測定 |
- 野菜、魚類他の測定も承ります
- 試料のサンプリングはすべて弊社で承ります
- お客様自身での採取を希望される場合は専用容器を用意いたします
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