食品中のミネラルオイル分析
ミネラルオイルについて
近年、食品へのミネラルオイル混入に注目が集まっています。
食品の製造・流通の過程で排気ガス、潤滑油、表面処理剤、容器包装経由で混入しているのではないかと考えられています。テクニカルグレードのミネラルオイルは、ミネラルオイル芳香族炭化水素類(MOAH)やミネラルオイル飽和炭化水素類(MOSH)から構成されています。
ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は長年、インクを含む古紙からリサイクルされたカートン紙(段ボール)経由で食品中へミネラルオイルが溶出する可能性について指摘をしており、2017年に食品中のミネラルオイルに関するFAQを公開しています。
特に米や小麦粉など、乾燥していて包装と接する表面積が大きくなる食品については、包装経由でミネラルオイルが混入する可能性があるとBfRが推察しています。
MOSHとMOAH以外に食品中で検出され得るミネラルオイル炭化水素として、ポリオレ フィン飽和炭化水素オリゴマー(POSH)が挙げられています。POSHは特定のプラスチック包装から微量に食品へ移行する可能性があります。
ユーロフィンの分析サービス
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- ドイツの専門ラボにて、様々な食品におけるミネラルオイル(MOSH/POSH、MOAH)の分析を実施しております。
- MOSHとPOSHは化学的・構造的に似た性質の為、分離しての報告ではなく、MOSH/POSHをひとまとめで報告します。
- 定量下限値や分析対象の鎖長(C10-C20など)については、分析対象の検体によりますのでお問い合わせください。
検体必要量や納期、価格につきましては、テストや検体の種類により異なります。
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