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コンパニオン診断|これって何?バイオコラム 第5回

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こんにちは。もも太です。

予告どおり、第5回目は『コンパニオン診断』って何?です。

コンパニオンと聞くと、ホテルなどでの宴会の接客業をつい連想しますが、ここでは、「付き添う仲間や連れ」を意味します。最近のがん治療においては、注目の分子標的医薬品(薬剤)の登場によって、薬剤投与の有効性の判定(診断)を常に本薬剤に「付き添うように」行われるようになったので、「コンパニオン診断」として頻繁に使われるようになったのです。

その実態は、分子標的医薬品が投薬対象者に有効かどうかを投与前に予測するために、標的分子の発現量や関連遺伝子変異、遺伝子多型などのバイオマーカーを検査し診断するということです。この診断結果によって、個人ごとに低リスク・低コストかつ短期間に治療できる方法の選択が可能になるので、広義には個別化医療、テーラーメイド医療、オーダーメイド医療とも呼ばれることもあり、耳にされることも多いのではないでしょうか。ちなみに「テーラーメイド医療」は医師を主体とした言い方だという事で、最近では患者サイドを主体とした「オーダーメイド医療」や「個別化医療」という呼び方が一般的なようです。

分析科学技術の進歩とともに、近年では、がんや自己免疫疾患などの難病の原因となる革新的なバイオマーカー分子が次々と同定され、治療薬の奏功率の向上や無駄な投薬の抑制を目指したコンパニオン診断を始めとする個別化医療がますます歓迎されると思われます。

ジェネティックラボでは、このようなバイオマーカーの探索や解析において、医薬品開発企業様等お客さまの要望をじっくりとご相談しながら受託試験を実施しております。その分析・解析方法は多岐にわたり、組織の病理学的解析、遺伝子やタンパク質分子解析など広くカバーしています。また、トランスジェニックグループでは遺伝子改変マウスの作製、前臨床試験などの多様な要望にもお応えできるように、シームレスに一貫した試験受託が可能となる事業体制を整えております。

トランスジェニックグループのシームレスな事業概要のサイトはここから

 →  株式会社トランスジェニック 事業紹介

 

※ジェネティックラボは2021年12月13日よりユーロフィングループに参加致しました。

 

 

なお、本件に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。