病理組織検査
検査項目 | 検査材料 | 組織 必要量 |
容器 | 保存法 | 検査方法 | 保険診療 点数区分 |
所要日数 ※3 |
病理組織検査 | ホルマリン 固定組織 ※2 |
1㎣ 以上 |
TS1 TS2 TS3 |
室温 | HE 染色 | N000 | 3~10 |
ヘリコパクター・ ピロリ検査 ※1 |
ギムザ染色 | 3~7 | |||||
免疫組織化学検査 | 室温または冷凍 | 酵素抗体法 | N002 | 5~7 ※4 | |||
エストロゲンレセプター(ER) | ホルマリン 固定組織 ※2 |
10㎣ 程度 |
室温 | ||||
プロゲステロンレセプター(PGR) | |||||||
HER2 タンパク | |||||||
EGFR タンパク | |||||||
Ki-67(MIB-1) | |||||||
病理組織 迅速顕微鏡検査 ※5 (センチネルリンパ節を含む) |
新鮮生組織 | 10㎣ 程度 |
CYT スピッツ |
HE 染色 | N003 | ||
HER2 遺伝子 | ホルマリン 固定組織 ※2 |
室温 | FISH 法 | N005 | 10 ~ 14 | ||
病理組織検査 (腎生検) |
ホルマリン 固定組織 ※2 |
HE 染色および 特殊染色 |
N000 | ||||
新鮮生組織 | 凍結 | 蛍光抗体法 | 7~ 14 | ||||
病理組織検査 (セルブロック法によるもの) |
細胞診 | 冷蔵 | HE 染色 特殊染色 免疫染色 |
N000 | 3 ~ 10 | ||
RAS-BRAF遺伝子 変異解析 |
ホルマリン 固定組織 ※2 |
室温 | PCR-rSSO法 | N004-2 | 6~9 | ||
マイクロサテライト 不安定検査 |
ホルマリン 固定組織 ※2 |
マルチプレックスPCR-フラグメント解析 | |||||
PD-L1(22C3) | ホルマリン 固定組織 ※2 |
IHC | N005-3 | 5~10 | |||
PD-L1(28-8) | ホルマリン 固定組織 ※2 |
8~10 | |||||
オンコマインDxTT マルチCdxシステム 5遺伝子 |
ホルマリン 固定組織 ※2 |
次世代 シークエンス法 |
N004-2 | 13~16 | |||
Amoyパネル研究用 3M |
ホルマリン 固定組織 ※2 |
リアルタイム PCR法 |
N006-24 | 7~12 |
病理組織をご依頼される場合は、「臨床経過または手術(または局所)所見」欄をご記入ください。 また、HE染色以外の染色法をご依頼される場合は、指定染色法をご記入ください。
※1 ヘリコバクター・ピロリ検査
病理組織検査と同時にご依頼ください。
※2 ホルマリン固定組織
10%中性緩衝ホルマリンをご使用ください。HER2タンパク(FISH 法)をご希望される場合は、10%中性緩衡ホルマリン固定を行ってください。(固定時間6~72時間)
※3 所要日数は当ラボ搬入から発送までの日数です。
※4 病理組織検査を含めてのご依頼の場合は、上記所要日数に3~7日が加算されます。
※5 病理組織迅速顕微鏡検査
病理組織迅速顕微鏡検査に関する詳細は、ユーロフィンジェネティックラボ株式会社までお問い合わせください。
病理結果の報告
- 病理組織診断報告
「病理組織報告書」に、病理組織学的診断および所見を記入してご報告いたします。 - 酵素抗体染色および各種染色報告
上記に準じます。
参考文献
- 日本病理学会編:病理技術マニュアル3 病理組織標本作製技術(上)(下):1982
- Lee G. Luna:AFIP 病理検査組織標本染色法マニュアル:1983
- 渡辺 慶一、他:酵素抗体法 改訂三版:1993
- 水口 國雄、他:Medical Technology別冊 新染色法のすべて:2000
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