リキッドバイオプシー(Liquid Biopsy)|これって何?バイオコラム 第1回
はじめまして。ジェネティックラボ先端医療事業部のもも太です。
最近の技術進歩は以前よりも随分速いと感じる今日この頃。年のせいなのか、ついていけない事が増えてきました。その度に調査して、「ふ~んそういうこと!」と納得。
このコラムでは、ワタクシもも太がそんな感じで調べた事をシェアして少しでもお役に立てば「いいね!」という目的で、身勝手ながら公開させていただくこととしました。
さて、記念すべき第1回目は、『リキッドバイオプシー』です。
カッコいい響き!最初にこの言葉を聞いたのは、外資系大手診断会社に勤める友人からでした。
「うちではこの新しい領域で技術を押し進めている」ということで、どうやら海外が発祥らしい。主にがん領域で行う組織採取の生体検査(バイオプシー)をリキッド(液体つまりここでは血液を意味する)で代用させる技術なのです。血液でバイオプシーと同じ性能の検査ができれば、患者さんにとっては負担が少なく非常に有益ですね。
ところで、当社ではこの言葉を知らないまま受託サービスを展開してきましたので、サービス項目に『リキッドバイオプシー』という項目名はありませんが、リキッドバイオプシーの情報や技術をつかったサービスは複数あります!
以下に例をご紹介します。
① CTC (Circulating Tumor Cells):
がん症例においてCTCの測定は治療効果の判定や予後予測因子として有用性が認められています。
② cfDNA (cell free DNA):
血液循環腫瘍DNAの意味で、ctDNA (circulating tumor DNA)とも呼ばれる。がん患者のcfDNA量は、健常人よりも多いことが報告されており、このDNAを利用して特定の遺伝子変異を測定することで、治療方針の有用性を高める事例が報告されています。
cfDNAの詳細サイトはここから
→ セルフリーDNA(cfDNA、Cell Free DNA)|これって何?バイオコラム 第12回
しかしいい響きです。これからはこう呼んでカッコよく行くことにしましょう。
サービスの詳細はこちらからご確認ください。
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