PFAS分析(PFOS/PFOA/PFHxS等)
PFAS(ペルフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル化合物)とは、フッ素有機化合物であり、PFOS、PFOA、PFHxSやGenXなど多くの化学物質を含む人工化学物質群のことを指します。
これらの物質は私たちが日常生活で使用している電化製品、衣類、備品に含まれています。代表例としては、撥水性のあるスプレーや消火剤、また半導体におけるエッチング処理工程等で使用されており、現在は人体をはじめとした生物に様々な毒性が明らかになり、世界中で規制が強まっています。
工場排気や消火剤等から土壌、地下水、公共用水、水道水等に汚染が広がっていると考えられ、順次日本でも規制されております。
ユーロフィンジャパンのグループ各社は、分析対象物に合わせて国内/海外問わず、様々なPFAS分析を提供いたします。
PFASとは?
分析対象から選ぶ
ユーロフィンでは分析対象物毎に、国内/海外の分析メニューを取り揃えております。
PFASの規制状況について
時期 | 規制 | 内容 | 備考 |
2009年5月 (平成21年5月) | 残留性有機汚染物質に関する ストックホルム条約(POPs 条約) |
PFOS 及びその塩:附属書 B(制限) | |
2010年5月 (平成22年5月) | 化学物質審査規制法(化審法) | PFOS 及びその塩:日本国内の輸入規制 | |
2019年12月 (令和1年12月) | 残留性有機汚染物質に関する ストックホルム条約(POPs 条約) |
PFOA及びその塩:附属書 A(廃絶) | |
2020年4月 (令和2年4月) | 薬生水発0330第1号 | PFOS/PFOAを水質管理目標設定項目に追加 | PFOS/PFOA合算で 0.00005 mg/l 以下 |
2020年5月 (令和2年5月) | 環水大水発第 2005281 号 環水大土発第 2005282 号 |
PFOS/PFOAを公共用水及び地下水の環境基準項目に追加 | PFOS/PFOA合算で 0.00005 mg/l 以下 |
2021年7月(令和3年7月) | SCP規則(米国:カルフォルニア州) | PFASを含むカーペットとラグを優先製品「Priority Product」として採用 | 2021年8月31日までにPPN・PPAレポートを提出 |
2021年7月(令和3年7月) | LD 1503(米国:メイン州) | PFASによる汚染防止を目的とした法律発表 | 2023年の時点でPFASを含む製品の製造業者は、通知を提出 |
2021年10月(令和3年10月) | 化審法 | 「PFOA又はその塩」を第一種特定化学物質に指定 | 対象となる製品は輸入が禁止に |
◆参考文献
・環境省「国内等の動向について(PFOS)」
https://www.env.go.jp/council/09water/y095-13/mat07_2.pdf
・厚労省「「水質基準に関する省令の一部改正等について」の留意事項について」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000615826.pdf
・環境省「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の施行等について(通知)」
https://www.env.go.jp/hourei/add/e073.pdf
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
環境中のPFAS分析を手がける ユーロフィン日本環境 は、一般社団法人日本環境化学会が主催する「第29回環境化学討論会」(2021年6月) にて、ポスター展示と発表を行いました。
以下フォームよりお客様情報をご入力いただくと、当日の発表資料ダウンロード、Web発表動画の視聴が可能です。
資料ダウンロード依頼フォーム
PFAS分析 お問い合わせ
ユーロフィンのPFAS分析についてはこちらからお問い合わせください。