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珪藻土製品のアスベスト分析

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厚生労働省から、”バスマット” や ”コースター” 製品に、石綿(アスベスト)が含まれていることが判明し、メーカー等による回収及び厚生労働省の対応について、お知らせが出されております。これに関連して、弊社でも大変多くのお問合せをいただいております。

珪藻土製品のアスベスト分析のお問合せについて、下記にまとめておりますので、ご参照下さい。

ご不明点な点等ございましたら、最下部の "お問い合わせ" フォームよりご連絡ください。

 

 

よくある質問について

Q.1:分析方法はどの様になりますか?

現在、国の法令である石綿障害予防規則で定められているアスベストの分析方法は、JIS A 1481シリーズです。これらの方法は、建材等を対象として作成された分析方法となります。そのため建材ではない珪藻土製品の分析に適用出来るか否か公的な妥当性確認は行われておらず、厳密にはこれらの規格対応外となりますが、弊社は上記規格に基づいて試験結果をご提供致します。
また定量分析までご依頼された場合でも、妨害ピークの影響が排除できない等技術的に不適切と判断した場合には、定量結果を報告出来ない場合がありますので、予めご了承下さい。

 

Q.2:分析を行う試料はどのように送ればよいでしょうか?

ご依頼に当たり、アスベスト分析に必要な量(およそ5 ㎝角を1 個)が確保できていれば、チャック付ポリ袋等に二重に密封の上、宅配便でお送り下さい。分析後の残試料は、分析完了後弊社にて適切に処分致します。
なお、弊社は分析試料以外のアスベスト含有製品の処分については対応致しかねます。アスベスト含有時の製品の取扱いについては、関係監督署他と協議の上、適切にご対応いただきますようお願い致します。

 

Q.3:試料の分析依頼はどの様に行えばよいでしょうか?

基本的には、1アイテムで1試料として分析をご依頼下さい。同一製品で色違いの場合でも、分析結果が異なる例があります。これらは混ぜることなく、それぞれ別試料としてご依頼下さい。
また分析依頼書に記載いただいた試料名等の情報については、そのまま成果品となる分析結果報告書に記載されます。製品名以外で、品番・品名の記載をご要望の際には、試料名に記載下さい。なおご依頼いただいた製品以外の情報は掲載できませんのでご了承下さい。

 

Q.4:​分析依頼書への記入はどのように行えばよいでしょうか?​

分析ご依頼に当たり、弊社様式の分析依頼書にご記入いただいた上でご依頼となります。以下をご参考の上、ご記入・ご提出をお願い致します。 なおご提出の際は、エクセルファイルのまま、専用アドレス宛にお願い致します。

​​​​​【ご記入例】
 件名:○○アスベスト分析 など
 宛名:ご依頼者名 など
 試料名:製品名及びロット番号 など
 採取日・採取場所・採取者:任意にご記入下さい。特にない場合、「-」(ハイフン)としても構いません。

 

Q.5:分析結果を持って、対象製品全部についてアスベスト使用有無とみなしてよいでしょうか?

基本的には、ご依頼を受けました試料に対する分析結果となります。成果品である分析結果報告書にも同様の記載をしております。あくまで代表サンプルの分析結果となりますので、「対象製品のアスベスト使用有無を全て保証するものではない」ことをご理解いただければと思います。

 

Q.6:珪藻土製品にはアスベストが含まれていると考えてよいのでしょうか?

珪藻土製品すべてにアスベストが含まれているのではなく、製造の過程で一部製品に不純物としてアスベストが混入されています。ただしアスベストが含まれているかどうかは、分析を行わないと分かりませんので、ご注意下さい。

 

Q.7:海外の分析機関で分析を実施していれば問題ないでしょうか?

珪藻土製品だけでなく、アスベストの規制については、各国さまざまな基準で行われています。そのため基本的には輸入先(今回の場合、日本)の国内法に従って分析を実施し、結果を求める必要があります。海外の分析機関において分析を依頼された場合は、分析方法が日本の法規に適合しているかご確認下さい。

 

なお珪藻土製品中のアスベスト繊維ですが、偏光顕微鏡および走査型顕微鏡では、それぞれ以下の様に見えます。弊社では必要な場合、走査型電子顕微鏡も併用して、分析結果をご提供しております。

 

偏光顕微鏡写真

走査型電子顕微鏡写真

 

 

お問い合わせ