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従業員インタビュー【分子病理ラボスタッフ-Clinical Diagnostic Services領域】

Eurofins. World Leader in Testing for Life.

ユーロフィンジェネティックラボ株式会社
分子病理ラボスタッフ 2年目 Sさん

※所属会社、職種、在籍期間はインタビュー当時のものです。

現在のお仕事について簡単に教えてください

製薬会社や国、大学の研究機関の研究や試験の受託を行っています。その中で私は今、試験を担当する部署主に免疫染色を行っています。

 

業務中の様子

入社のきっかけを教えてください

もともと大学・大学院では海洋応用生命科学を専攻し、水圏生物の遺伝的特性や、発生・生殖過程に興味があり研究していました。研究の過程で組織染色を行っていましたが良いデータが得られず苦労した経験がありました。今の職場では、様々な染色技術を有しており、FISHや蛍光染色などの組織染色の技術や知識を学びたいと思い入社を決めました。また、学生時代は魚類を専攻していましたが、手法が確立されている哺乳類をより深く研究したいと思ったことも入社のきっかけです。

入社後の印象について教えてください

専門的な経験がないため、しばらくは研修のみで試験に携わるのはだいぶ先になるだろうと思っていました。
しかし入社してみると、研修が終了した内容については実際にお客様からご依頼いただいた試験の一部を担当出来ることに驚きました。ミスがあってはいけないので、もちろん先輩が傍につきフォローしてくださいます。個々の習得状況をみて、徐々に一人で担当させていただくようになっていくので、出来ることや自分のやりたいことは挑戦させてもらえる環境だと思います。

 

 

 

仕事の魅力について教えてください

たくさん魅力はあるのですが、未経験でも向上心があれば、何にでも挑戦できる職場ですね。​

染色する新しい機械が導入されたときに、サービスの立ち上げを任せていただきました。その機械でどのようなサービスを提供出来るのか自分で考え、場合によっては機械メーカーに確認を取りながら実際のサービス運用に向け、社内試験で何度も検証を行いました。機械の種類が豊富なので、日本国内でもまだ取り扱いが少ない最新の機械に触れることが出来るのも魅力的だと思います。日々機械のメンテナンスも行っており、思いがけない不具合にも遭遇しますが、それも全て魅力だと感じますし、今後もより機械との仲を深めていきたいですね。​

その他にも、お客様の依頼によっては病理検査の部署と連携しながら遺伝子解析を行うことがあります。
チームの方針として知識や技術の幅を広げたり、より専門性を深めるために、ジョブローテーションをチーム内、部署間で行えます。また、グループ内の別会社に出向し、知識や技術を学びに行っている例もあるので、知識を深めたり技術の習得ができる環境は魅力的だと思います。

また、お客様に試験報告書や染色標本、画像データなどを納品するのですが、これらは研究で使用することが多く、お客様にとって使いやすいものを納品する必要があるため、品質チェックは厳しいです。
お客様のご要望に柔軟に対応してリピーターとなっていただけた際はとても喜びを感じます。

仕事の風景

 

 

 

自席にて

仕事で気をつけていることを教えてください

長期で試験を行うことが多いので、スケジュール管理は徹底しています。​

試験担当としてスケジュール通りに進めたいのですが、予期せぬ対応が必要になることがあるので、実際はなかなか思い通りに進むことばかりではありません。スケジュール通り進めるために、必要に応じて確認の時間を入れていくようにしています。​

一つの試験のスケジュールを立てるだけでなく、複数の試験を考慮に入れながら、調整していく必要があります。​

試験の内容によっては、 1回の試験で結果が出るまでに時間がかかるものもあります。そういったスケジュールを組んでいる中で、例えば培養された細胞の試験が入ってくると、調整に苦労します。細胞の回収・固定日によって処理する日数が限られるため、どこにどの作業を入れるのかが難しいです。でも実際に自分が想定したスケジュール通りにピッタリはまったときは嬉しいですね。​

プロジェクトマネジメント力は勿論のこと、マルチタスクに対応する力を求められていると思います。臨機応変に対応し、効率よく作業を行う必要があるところが難しくもあり、面白くもあります。​

また、日頃からチームメンバーとコミュニケーションをしっかりとることも心がけています。コミュニケーションを取ることで、新しい知識を得たり、日々情報を共有して、より良いものをお客様に提供するようしています。​

 

 

 

将来について教えてください

今は薄切(はくせつ)に夢中です!薄切(はくせつ)は観察するためのプレパラートに乗せる組織片を作る工程です。組織片は3~4μm 程度の薄さにする必要があるため、技術が必要となります。さらに、試験の基礎材料となるため、シワや破れていたり気泡や埃が入ってしまわないように毎回集中力を要します。時間を見つけて薄切(はくせつ)の自主練習をしていますが、自分では良くできたと思って染色標本を他の方にチェックしてもらうと、ダメだよ~と戻されることが多いです。​

実際に自分の作ったものを見ると、シワが入っていたり、破れていたり、気泡や埃が入っていることに気づきます。染色しないと薄切(はくせつ)の品質がチェックできないところが難しいですよね。すぐには身につかない技術だからこそ楽しいし、上手くなりたいと思っています。​

また、細胞や組織のタンパク質がどこにあるのかを見るために染色を行うのですが、蛍光色素を使用した蛍光染色をより学びたいです。シグナルが明瞭でバシッと染色できた時は快感ですね。いつかホームページに載せられるような誰が見ても驚く鮮明な蛍光画像を作りたいと思っています。​

将来的には、お客様のご依頼に対して要望を伺いながら試験をデザインし、試験計画書の作成からお客様へ試験結果の報告や説明までを行う試験責任者になりたいと思っています。​

 

不明点を先輩に確認中

メッセージ

一緒に働く方々がとても親切で、分からないことも教えていただくことが出来ます。やりたいことに挑戦出来るので本当に楽しい職場です!

職場にて

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