XRDによる結晶構造の温湿度変化測定、X線小角散乱法による粒径/形状解析の事例を追加
ユーロフィン分析科学研究所では、医薬品の製剤開発支援サービスとして、非破壊分析、イメージング解析、デフォーミュレーションの受託が可能です。
今回、非破壊分析である粉末X線回折法(XRD:X-ray diffraction)やX線小角散乱法(SAXS:Small angle X ray scattering)を用いた分析事例を3点追加しました。
XRDとは、試料にX線を照射した際に生じる回折線の角度と強度を基に結晶構造の情報を得る手法です。
非破壊・短時間でサンプルの結晶構造を高い精度で測定することができます。
例えば、医薬品製剤開発において、温湿度変化の評価等に利用されています。
本事例では、市販のキャンディを用いて、スクロースの温湿度変化によるX線回折パターンを紹介しています。
SAXSとは、X 線を物質に照射し、低角領域に散乱された X 線を測定することにより、物質の構造情報を得る手法です。
ナノスケールで粒子の形状やサイズ分布を評価することができます。
本事例では、NIST金ナノ粒子標準品を用いた粒径解析を紹介しています。
事例2と同様の技術で、NIST金ナノ粒子標準品を用いた形状解析を紹介しています。
SAXS測定データから、PDDF解析を実施することで、粒子の形状(球状、棒状、扁平等)を判別できます。
ぜひ、3事例をご参考になさってください。
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