ファーマラボEXPO大阪 2024 出展のご報告
ユーロフィン分析科学研究所は、ファーマラボ EXPO 大阪 2024|医薬品 研究・開発展(2023年3月13日~3月15日)に出展しました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
当日、ご参加できなかった皆様に向け、出展の様子をお伝えします。
ファーマラボ EXPO 大阪 2024について
ファーマラボ EXPOは、医薬品の研究・開発に特化した展示会です。医薬品の研究・開発を支援するための研究機器・試薬・分析機器・AI・ラボオートメーション・ラボ設備・ナノテク・受託サービスなどが出展します。
西日本を中心に医薬品メーカーや大学の研究・開発者が多数来場し、商談や技術相談が活発に行われました。
2024年は、250社が出展しました。
下記の動画でも、当日の様子を見られます。
出展社ブースの様子
以下のサービスを中心に出展しました。
- イメージング技術を用いた製剤開発支援
- デフォーミュレ―ション技術
- E&L(抽出物・浸出物)試験
- 元素不純物試験(ICH-Q3D対応)
- 異物分析
- ニトロソアミン類測定
- ウイルスベクター関連試験
- バイオ医薬品・生物起源由来医薬品の評価(マイコプラズマ否定試験、ウイルスクリアランス試験)
特に、皆様から注目を集めていたのは、E&L試験やニトロソアミン類測定でした。
E&L試験は、米国や欧州ではすでに申請に必須です。最近では、日本でも非経口医薬品市場の急成長に伴い注目され始めています。
治療手段が変化し、プレフィルドシリンジやゴム栓付きガラスバイアルといった容器包装、液体や凍結乾燥品といった投与形態の医薬品が増加しており、抽出物(Extractables)の影響が懸念されています。
特に、バイオ医薬品では、浸出物(Leachables)が医薬品の有効性・安全性に影響を与えるリスクがあります。
そのため、今後日本国内でもE&L試験の重要性が増していくと考えられています。
詳しくは、抽出物・浸出物(E&L)試験をご覧ください。
ニトロソアミン類測定は、厚生労働省より自主点検の通知もあり、当社への分析依頼も非常に増えてきています。
また、以下の内容にて、ブース内ミニセミナーを開催しました。
- E&L試験の基本的考え方と規制要件を考慮したデザイン
- 元素不純物試験(ICH-Q3D・JP18)の最新規制動向とサービスのご紹介
- ユーロフィン分析科学研究所に医薬品分析を委託するメリット
出展社セミナーの様子
出展社セミナーでは、以下の演題でお話ししました。
- ニトロソアミン類の簡易定量試験実績とお問い合わせ紹介
セミナーでは、ニトロソアミン類分析への関心が高まっていること、簡易定量試験の紹介(リスク評価と分析のステップ、試験概要、試験フロー、報告イメージ等)、お客様からよくある質問について、お話しさせていただきました。
当社では、GMP省令準拠で管理された分析機器を用いて、ニトロソアミン類分析の試験法開発、バリデーション、定量試験もしくは限度試験が可能です。
詳しいサービス内容は、医薬品中のニトロソアミン類(NDMA・NDEA・NMBA等)分析をご覧ください。
以上が、ファーマラボ EXPO 大阪 2024の出展のご報告です。
出展内容等に関する、ご質問やご相談は、お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
6/26~6/28に東京ビックサイトにて開催される「インターフェックス東京」に出展します。ぜひ、ご参加をご検討ください。