ISO/IEC 17025試験所認定(ユーロフィン日本総研株式会社)
・よりよい品質・サービスを提供していくために
信頼ができる分析機関とは如何なるものでしょうか。外部から分析機関としての能力について計り知ることは困難です。それでは、お客様は何をもって分析機関の信頼性を担保すれば良いのか、客観的な判断基準が無いので至極難しい状況です。私達はそのようなお客様の判断基準の一つとしてISO/IEC 17025の取り組みが重要だと考えております。価格・納期ばかりではなく、確かな品質の会社に依頼をしたい、そんなお客様の声に答えるために、品質システムの維持・管理に取り組んでおります。
・ISO/IEC 17025試験所認定とは
国際規格「ISO/IEC 17025(試験及び校正を行う試験所の能力に関する一般要求事項)」に基づき、審査機関が試験所・校正機関の審査を行い、試験又は校正を行う能力を有していることを認定する仕組みです。
ユーロフィン日本総研株式会社は、ISO/IEC 17025(JIS Q 17025)に基づく、アスベスト分析、放射能分析の試験所として、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)より認定を取得しております。認定範囲の詳細についてはリンク先の認定証イメージにてご確認下さい(認定番号: RTL04660)。
・ISO/IEC 17025とISO 9001の違い
製造及びサービス業者が、その製品又はサービスの質に関する管理システムを評価する場合、ISO 9001が広く用いられています。ISO 9001に対する組織の品質マネジメントシステム認証は、その規格に対する管理システムの合致性を確認するものであり、その試験所の技術能力を特に評価するものではありません。すなわち、ISO 9001による評価は、試験結果が正確かつ信頼できることを、保証するものではありません。
・ISO/IEC 17025では試験所の技術的能力も審査対象です
ISO/IEC 17025による試験所認定では、試験結果に影響する全ての要因について、専門家の技術審査員が周到な評価を実施します。次の事項を含む試験所の技術的能力が審査対象となります。
- 職員の技術的能力
- 試験方法の妥当性及び適切性
- 測定及び校正の国家標準へのトレーサビリティ
- 試験機器の適切性、校正、保守
- 試験環境
- 試験品目のサンプリング、取り扱い、輸送
- 試験及び校正結果の品質保証
継続的な適合性を確実なものとするために、認定を受けた試験所は、定期的に再審査され、その技術的専門知識の基準を維持していることを確実にします。これらの試験所は、その力量の継続的実証として、定期的な技能試験プログラム又は測定監査に参加することが求められることもあります。試験所認定は、このプロセスを通じて試験所の試験の正確さ及び信頼性を確保できることをその目標としています。
・品質マネジメントシステム要求事項はISO 9001と同等です
ユーロフィン日本総研株式会社は、ISO 9001による品質マネジメントシステム認証は取得していません。ISO/IEC 17025による試験所認定が、ISO 9001の認証で扱われている関連の品質システム要素も対象として含んでいるからです。国際標準化機構(ISO)、国際試験所認定協力機構(ILAC)及び国際認定フォーラム(IAF)による共同声明文では、ISO/IEC 17025とISO 9001の両者の品質システム要求事項は同等であるとされています(ISO/IEC 17025 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項のマネジメントシステム要求事項に関する ISO-ILAC-IAF 共同声明参照)。
・ユーロフィン日本総研のISO/IEC 17025の取り組み
「アスベスト分析」、「放射能試験」についてISO/IEC 17025の認定を取得している試験所は少数です。我々はお客様に「技術的に見て力量あるサービスを選択した」という確信を提供するため、試験所認定に取り組んでいます。
・その他の情報