分析工程のオートメーション化
繁雑なアスベスト分析の効率化と精度向上を図るため、当社では分析工程のオートメーション化を推進しております。これにより、従来人の手で行っていた工程が自動化され、作業効率が向上し、ヒューマンエラーによるトラブルも低減することができました。これらにより納期の短縮化が可能になり、お客様へのサービス向上に繋がります。
初出: 2022年5月23日
・ろ紙重量測定装置(ろ紙ロボ)
ユーロフィン日本総研では、X線回折装置による分析に、1日当たり数百枚のろ紙を使用しています。このろ紙の重量測定における一連の作業は繁雑な作業となります。本装置では、ろ紙の取り出し、重量測定、プラスチックケースへの格納、バーコードラベルの作成、ケースの蓋へバーコードラベルの貼付までを行っています。
これにより、ろ紙を使用するための繁雑な作業を、人の手を使うことなく、自動化が達成されております。
・試料格納装置(試料マッチングロボ)
ユーロフィン日本総研では、1日当たり数百検体の分析依頼をいただいております。これらの試料は試料調製やX線回折によるスクリーニングを経て、プラスチックケースに入れ保管されますが、試料の集約と保管が繁雑な作業となっていました。
本装置では、
① 受入済み試料
② 試料調製済み試料
③ スクリーニング済み試料
といった状態の異なる①から③の複数の同一試料をそれぞれ投入すると、蓋にそれぞれ貼付されているバーコードを読み取り、格納された複数の同一試料をマッチングさせ1つにまとめて取り出すことができます。
本装置により、試料の保管とマッチングが容易となり、試料の取違いリスクが低減されております。
・その他の情報
・分析工程のオートメーション化 お問い合わせ