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飲料水中のPFAS分析

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飲料水中のPFAS分析

弊社で実施している飲料水中PFAS検査【お問い合わせは「お問合せPFAS分析」から

水道水、飲用地下水、専用水道、ミネラルウォーター、ビバレッジ・食品の原料水中のPFASを、「多項目、最新鋭高感度機器、グローバルに汎用される米国法にて」測定いたします。

国内公定法に沿った検査、70 種以上の多項目検査等も実施可能あるいは拡充中です。

 

飲料水中PFAS EPA 533 25項目

 

 

 TAT : 要相談~15営業日

 

EPA 533 Modified 25項目
EPA 537.1 18項目
EPA 537.1 Modified 18項目
PFAS / PFOAのみ 2項目
米国飲料水基準 6項目

 

 

国内外飲料水規制動向

2024年10月時点で、飲料水中のPFAS規制が最も厳しいのはアメリカとEUです。

アメリカの環境保護庁(EPA)は、2024年4月にPFOSとPFOAの目標値を4ng/Lに設定しており、EUも2020年の飲料水指令を基に複数のPFASに対して厳しい規制を設ける準備を進めています。

スウェーデンやドイツなどのEU諸国も2026年をめどに規制がより厳しくなることが予想されます。

 

一方、日本ではPFASの健康影響に関する十分なデータがまだ不足しているため、アメリカやEUに比べ規制の強化が遅れています。

日本で規制を進めるためには、食品安全委員会の評価が必要であり、信頼性の高いデータをもとに法規制を行う方針です。そのため、他国に比べ厳しい規制の導入に時間がかかっていますが、今後、世界の動向や最新の研究により日本の規制が見直される可能性があります。

 

 

国・機関名 PFOS目標値(ng/L) PFOA目標値(ng/L)
世界保健機関(WHO) 100 100
アメリカ 4 4
EU 500(総PFAS) 100(特定PFAS) 500(総PFAS) 100(特定PFAS)
イギリス 100 100
ドイツ 100 100
オーストラリア 70(PFHxSとの合計値) 560
スウェーデン 4(PFOS、PFOA、PFNA、PFHxSの合計値) 4(PFOS、PFOA、PFNA、PFHxSの合計値)
カナダ 600 200
日本 50(PFOAとの合計値) 50(PFOSとの合計値)

 

 

日本国内における飲料水のPFAS検出状況

1. 検出状況

水道水は河川水などの表流水と伏流水や井戸水などの地下水が水源となっており、昨今これらの水源からの水道水の汚染が懸念されています。

令和2年に環境省が実施した、各都道府県の有機フッ素化合物の排出源となり得る施設周辺等の計143地点の調査では、調査地点のうち約15%で暫定指針値を超過しておりました。

また、令和4年に環境省が実施した全国の地下水調査では計382本の井戸を調査し、調査地点のうち約19%で暫定指針値を超過しておりました。水道水源の約23%が地下水であるため、汚染が明らかな地域以外でもPFASの濃度実態を把握することが望まれます。

 

2. 国及び自治体の対応

2020年に環境省、厚生労働省は、PFOS, PFOAを要監視項目、管理目標項目に位置づけ、暫定目標値、管理目標値として、両項目の合計の上限を50ng/Lに定めました。

また2024年4月から水道行政が厚生労働省から移管された環境省は、飲料水中のPFAS濃度について2024年9月末までを期日として全国の水道事業体、専用水道及び簡易水道の管理者に対して、PFOA,PFOSの検査及び報告を要請するなど、状況把握を進めております。

地方自治体においても独自に水質検査を実施し、検出された場合の住民への情報提供や対応策を講じています。

 

3. 今後の課題

PFASは種類が多く、全ての種類のモニタリングや影響評価は難しいため、将来的なリスク管理面でも今のうちから、多項目検査及び定期的なモニタリングの実施が望ましいと考えられます。

 

 

 

 

飲料水中のPFAS分析方法

EPA Method 537.1

飲料水中に含まれる18種類のPFASを測定するために使用される分析法です。固相抽出(SPE)にて抽出を行います。
米国の公定法として飲料水のPFAS分析に採用された方法であり、2020年に改訂され、初版(2018年公開)に比べ、信頼性の高い測定が可能となっています。

 

 

EPA Method 533

飲料水中に含まれる25種類のPFASを測定するために使用される分析法です。陰イオン交換固相抽出(SPE)、アイソトープ希釈法にて抽出を行います。

2019年末に公表され、より多くのPFAS化合物を高い精度で測定するために設計されました。このメソッドにはEPA 537.1で含まれていた14種類の化合物と、追加された11種類の短鎖PFAS化合物が含まれています。

 

 

EPA533及びEPA537.1一部変更法 

EPA533 modified及びEPA537.1 modified

規制が先行している米国での検査実績が豊富な米国ユーロフィンチームと共同で開発した独自分析方法です。

両法の組み合わせにより、EPA533 及びEPA537.1 で対象となっている合計29PFASが検出可能です。両メソッドの利点を組み合わせることで、迅速かつ信頼性の高い分析が可能です。

 

 

 

 

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