はちみつのグリホサート分析
2020年7月、高級はちみつとして有名なマヌカハ二―からグリホサートが検出されたというニュースが飛び込んできました。農薬はそもそも植物に使用される物質であり、はちみつの場合は今まで抗生物質を調べることが一般的であった中、注目すべき二ュースとなりました。
グリホサートは除草剤で多く使用されています。草木に対して散布すると茎葉から吸収され地上部から地下部へ移行し、それらを枯らす効果があり、ミカン園、桑畑等で使用される他、団地や公団等の非農耕地でも使用されています。
グリホサートは海外でも廃止や禁止の流れとなっております。例えばベトナムやスリランカでは輸入そのものを禁止しています。フランスでは使用を段階的に廃止、ドイツなどは全面的に使用禁止することを決定など、各国で廃止や使用禁止になりつつある農薬です。
はちみつの基準値
各国のはちみつの基準値は下記のとおりです。
また、日本では2021年12月17日より新たな基準値が設定されました。
日本 | EU | オーストラリア/ニュージーランド |
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0.05 mg/kg | 0.05mg/kg (グルホシネート: 0.05 mg/kg) |
基準値なし よって一律基準(0.1 mg/kg) |
ユーロフィンでは、ドイツにある「はちみつ専用ラボ」にて、はちみつ中のグリホサート(グルホシネート, AMPAを含む)分析を実施しております。
はちみつ中のピロリジジンアルカロイド(Pyrrolizidine alkaloids)分析も実施可能です。
ユーロフィンでは現場での簡易検査に最適な、はちみつのグリホサート検査用「ELISAキット」もご用意しております。
Eurofins Test Kit
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