食用油脂中の可塑剤分析
可塑剤について
合成樹脂(プラスチック)や着色剤、接着剤などに添加される物質の総称で、添加した材質に柔軟性を与え用途を広げる働きをします。
可塑剤の中でも脂溶性の物質は、油や調味ソースなど油分が多い食品の包材に使用されていると、食品本体に溶出する可能性が考えられています。
EUのプラスチック規制 (EU) NO 10/2011では5種類のフタル酸エステル類(DBP, BBP, DEHP, DINP, DIDP)について、食品接触材(FCM)へ可塑剤として使用することが許可されています。
可塑剤の中でも、フタル酸エステル類は欧州食品安全機関(EFSA)によるリスクアセスメントがなされたり(2005)、米国のCDCによる人体中に存在するフタル酸エステル類の代謝物の量について調査が行われたり(2003-2004)、米国のFDAによる化粧品中の含有量の調査がなされたり(2010)、食品に限らず関心が高い様子がうかがえます。
ユーロフィンの分析サービス
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- EU、USなど複数ラボでフタル酸エステル類、アジピン酸エステル類をはじめとした各種可塑剤の分析を実施しております。
- 分析可能な可塑剤の種類、定量下限値については様々ご用意しておりますので、ぜひお問い合わせください。
- 油脂以外の食品で分析をご検討されている場合も、お気軽にお問い合わせください。
検体必要量や納期、価格につきましては、テストや検体の種類により異なります。
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