食品の異物検査
食品に混入する "異物" とは?
- 生産・貯蔵・流通の過程で不都合な環境や取扱い方により、食品中に混入したあらゆる有形固形物。また、食品汚染の可能性を示す痕跡。
異物検査の意義・重要性について
- 製品で発見された異物は大きな事故につながる可能性がある。またSNSで拡散された場合は企業のマイナスイメージとなる。
- 製品の安全性と信頼を確保するためには、異物成分を特定し、混入の原因を解明することが重要。
- 異物成分を特定することで、混入原因(お客様起因の場合もあり)を推測できる。
- 工程の改善をすることで、品質の維持と再発防止につながる。
異物検査の流れ
1. スクリーニング
- 状況確認
- 異物発見の経緯
- 製造方法
- 製品の特徴
- 製造環境 / 期間
- 過去の異物発生の履歴の確認
- 外観観察(デジタルマイクロスコープ)
- 異物の表面や断面の形状観察
- 簡易検査
- 燃焼試験
- カタラーゼ反応
- 溶解性試験
- ヨウ素デンプン反応 等
2. 同定
- 有機物(樹脂・繊維等)
- 赤外分光分析(FT-IR)
- 無機物(金属・ガラス等)
- 蛍光X線分析(EDX)
- その他
- 生物由来のもの等(カビ・昆虫等)
- 培養試験
- 同定試験
- 生物由来のもの等(カビ・昆虫等)
3. 報告書提出
QKEN独自のサービス
- 短納期(通常は到着日含め3営業日以内:翌々日のご報告)
- 追加料金のお支払いに応じて当日、もしくは翌営業日の報告が可能
- 検査担当が情報交換を密に行い、ニーズに合った適切な報告書を作成
- リピートいただくことでデータベースを作成し比較調査が可能
分析事例
- 有機物の同定(樹脂片、フィルム等)
- 無機物の同定(金属、鉱物、陶器、ガラス等)
- 繊維の同定(毛髪、獣毛、植物繊維、化学繊維等)
- DNA鑑定(植物種、骨種、肉種)
- 外観鑑定(由来の推定)
- 虫鑑定(生態、発生原因、熱履歴等)
ご依頼方法
- 異物分析専用の依頼書にご記入いただき、メールでお送りください。
- 【メール送付用】分析依頼書(異物分析専用)
- ご依頼の際は事前に本約款をご確認いただきますよう宜しくお願いいたします。
なお、ご依頼頂く場合は、当社約款に同意したものとみなします。
- 検体と依頼書のコピーを同梱いただき、下記にお送りください。
【検体・依頼書コピーの送付先】
〒811-3422 福岡県宗像市王丸411-1
ユーロフィンQKEN株式会社 異物検査チーム宛
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